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大学のファンを増やす!大学オウンドメディアのメリットを紹介

大学をアピールする機会は大学サイトだけではありません。オウンドメディアを持つことで、大学情報以外の幅広い内容を社会に向けて発信することができます。実際に成功している大学のオウンドメディアを参考にしながら、効果的にオウンドメディアを活用しましょう。

今回は、オウンドメディアの基礎やPESOモデル、オウンドメディアのメリットや成功例を紹介します。

大学生がパソコンを見ている

目次

オウンドメディアの基本

まず、オウンドメディアとはどのようなものなのかを紹介します。

PESOとは?

「PESO」(ペソ)とは、Paid media・Earned media・Shared media・Owned mediaからなる、消費者が接触するメディアの分類のことです。今回紹介するオウンドメディアは、PESOの4番目に当たります。最近までは、シェアードメディアを除いた3つのメディアを総称して、「トリプルメディア」とされていました。最新のマーケティングの概念である「PESO」モデルを1つずつ紹介します。

ペイドメディア(Paid media)

ペイドメディアとは、広告費などのコストをかけて、広告や情報の発信の場を借りたメディアのことです。Webにおけるメディアでは、記事広告やリスティング広告がペイドメディアに当たります。その他のメディアで馴染み深いものでは、テレビCMや新聞・雑誌などの広告欄、イベントのスポンサーがあります。

大学の入試情報に関連するものだと、併願割引や民間英語試験の併用などのアピールをWebサイトの広告欄で行うのも、ペイドメディアに含まれます。

アーンドメディア(Earned media)

アーンドメディアとは、第三者からの信用や評判を獲得することで情報を間接的に発信するメディアのことです。企業でいうと商品やサービスのブランディングに関わります。PRや広報活動によって、メディアに掲載されるので、主体的に操作できないものです。

大学関連でいうと、新聞や雑誌の入試情報特集において、新設学部の紹介や人気の大学・学部・学科として間接的に紹介されることがアーンドメディアの分類に当たります。大学にもともと興味のある学生だけでなく、知識のなかった学生の目に触れるようになるので、新規の潜在顧客(受験生や保護者)を獲得できます。

シェアードメディア(Shared media)

シェアードメディアとは、SNSなどの相互に共有するメディアにおいて、双方向的なコミュニケーションを持つことができるメディアです。企業や大学などが自身でアカウントを作成して操作することができるだけでなく、顧客との接触を増やすことができます。また、発信した情報が、時間や人件費をかけずとも、自然と拡散されていくという強みがあります。

大学に関係するところでは、潜在顧客である受験生が発信している掲示板やTwitter、InstagramといったSNS、さらに大学側の作成したYouTubeチャンネルなどがあげられます。

オウンドメディア(Owned media)

オウンドメディアとは、自社が所有して、コンテンツ内容からブランディングまでを行うメディアのことです。価値ある有益なコンテンツを配信することでWebサイトのファンを増やす、コンテンツマーケティングの1つです。企業所有のWebサイトや広報誌、パンフレットもオウンドメディアに含まれます。他の3種類のメディアに比べて、中長期的なスパンで効果を発揮するメディアです。

大学の関連では、大学パンフレットや大学の所有する情報発信のWebサイトなどが上げられます。今回紹介するのは、後者の大学が情報を発信するWebサイトです。

大学が持つオウンドメディア

大学オウンドメディアとは?

大学オウンドメディアとは、大学側が裁量権を持っている、大学の公式Webサイトとは別の情報発信用Webサイトのことです。広義には、先ほど紹介した大学パンフレットや大学公式のWebサイトもオウンドメディアに含まれますが、今回は狭義のオウンドメディアとしてWebに関するオウンドメディアを紹介します。

大学オウンドメディア制作のポイント

大学オウンドメディアを制作するに当たって大切なのは、制作の目標を事前に設定し、目標達成のために適切な形態のオウンドメディアを作り出していくことです。大学オウンドメディアと一口にいっても、ターゲットや制作目的、制作者、発信内容や体制はさまざまなので、目標を設定していないとオウンドメディアの軸がぶれて、本当に求めているターゲットからの支持を獲得できないからです。

たとえば、受験生を中心に大学の知名度を向上することが目的ならば、学生ライターが大学の良いところをポップに紹介するような大学オウンドメディアが効果的です。知的な大学のイメージを受験生や在校生、卒業生に対して定着させることが目的であれば、大学サイトの中に、外部ライターが教授の研究成果を発信するような大学オウンドメディアが有効です。

このように、大学サイトから独立したオウンドメディアを制作するか、誰が記事を執筆するか、投稿内容はどのようなものかの決定は、大学オウンドメディア制作の達成目標によって適切に行いましょう。

大学オウンドメディアのメリット

大学オウンドメディアを所有する主なメリットを3つ紹介します。

大学の知名度をあげる

大学所有のオウンドメディアを持つことで、大学の知名度向上を期待できます。話題性のあるキャッチコピーや、オウンドメディアとシェアードメディアを連携させるなど、取り組み次第では、大学の宣伝として大きな効力を持つことがあります。

後ほど紹介しますが、まだオウンドメディアを持っている大学は多くないのが実情です。その大学の中でとびぬけた個性をだすことができれば、今回の記事のように、関連のない企業のメディアサイトの記事で紹介されるなど、思わぬところで思わぬターゲットからの知名度を上げることが可能です。

ファンを増やす

大学がオウンドメディアを所有するメリットとして、ファンができるということがあります。場合によっては、大学の良いところも悪いところも隠さずに伝えることが求められるのがオウンドメディアです。大学のありのままを肯定的に捉えて、大学の情報をシェアしてくれるような顧客を生み出すこともできます。そのような顧客には、大学でいう潜在顧客である受験生などに限らず、既存顧客である在校生、卒業生も含みます。大学への評価を拡散するのには、既存顧客は説得力もあるので絶大な力を発揮します。

大学のカラーを定着させられる

大学それぞれの特色をオウンドメディアに反映させることで、大学へのイメージを固めることができます。たとえば、教授のコラムを掲載するWebサイトと、学生ライターが学生生活を紹介するWebサイトでは、大学に対して持つイメージは全く異なります。大学オウンドメディアを活用すれば、大学の特色をアピールし、ブランディングをすることも可能です。

大学オウンドメディアの成功例

実際に大学オウンドメディアの制作に成功して、話題を呼んだ大学のオウンドメディアを紹介します。

近畿大学

近畿大学のオウンドメディアである「Kindai Picks」は、インターネット上に散逸している情報を収集・再発信するキュレーションサイトとして2015年に制作されました。

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分野は雑学から就活情報や研究成果などと幅広く、6年連続の大学入試出願者数日本一を下支えしています。

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近畿大学「キンダイピックス」

武蔵大学

武蔵大学のオウンドメディアである「Musashi Web Magazine」は、学生のユニークな発想と行動力で、形式にとらわれない自由なスタイルでの発信を特徴としています。

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イベントや恋愛に関するトピックもあり、学生目線のユーモアに富んだ記事が魅力です。

むさし2_1174x920武蔵大学「きじキジ」

京都大学

京都大学のオウンドメディアである「ザッツ・京大」は、自由の校風のもと、一言では言い尽くせない京大の「らしさ」をザッツとして発信しています。

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個性的な教授の紹介や、先生の出没エリアについての記事など、多様な京都大学の魅力が発見できます。

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京都大学「ザッツ・京大」

国学院大学

国学院大学のオウンドメディアは、大学サイトの中に記事を追加してオウンドメディア化した「国学院大学メディア」です。

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ニュースサイトやECサイトに使われるレコメンド機能で、立場や興味にあった記事を見つけやすくなっています。

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国学院大学「国学院大学メディア」

まとめ

大学オウンドメディアのメリットと魅力を感じていただけたでしょうか。今回紹介した大学の他にも、Yahoo!ニュースに記事を提供している明治大学や、読売新聞とタイアップしている慶應大学など、オウンドメディアを活用している大学は増えています。受験生だけでなく、在校生や卒業生、その他の潜在顧客に対して大学の魅力を伝えるために、大学に眠っている情報を発信する場を作るオウンドメディアは、宣伝や広報活動に効果的です。


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この記事の著者

itra
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