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LMSとは?LMSの種類やおすすめの教育研修システム3選を詳しく紹介!

現在コロナ禍でリモートワークが推奨される中、注目を集めているのが自宅で手軽に学習できるeラーニングや研修を自宅で行えるオンライン研修です。eラーニングやオンライン研修は仕組みは違えど使用しているシステムは同じで、そのシステムの名前をLMSと呼びます。

今回は今注目が集まっているシステムであるLMSの基本から、おすすめのLMSまで紹介していきます。

LMSについて

目次

LMSとは

LMSは「Learning Management System」の略で日本語で「学習管理システム」と呼ばれています。LMSはその名の通り参加者の研修や学習を簡単に管理するために開発されたシステムで、受講者の学習の進捗管理や受講者の教材管理、またアンケートやディスカッションなど受講者と円滑なコミュニケーションの場を提供しています。

現在、LMSはeラーニングをはじめ、大学の授業管理やオンライン研修など幅広く使用されています。

LMSの種類

LMSはサーバーを使用して稼働します。使用されるサーバーは大きく分けてオンプレミスとクラウドの2つに分かれます。ここではオンプレミスとクラウドのそれぞれ特徴を解説します。

オンプレミス型LMS

オンプレミスとは自社内に情報システムを保有し、物理的なサーバー(ハードウェア)を用意してサービスを管理する方法です。少し前までの日本ではこのオンプレミス型が多く採用されていました。

メリット

オンプレミスは自社に専用のハードウェアを保有するため、必要な機能を拡張したい際にカスタマイズを自由に行うことができます。また、エラーなど機器に障害が生じた際に障害の原因が比較的特定しやすいため、サービスの不具合から復旧の目処が立ちやすいです。

また、セキュリティについても自社内で厳重に管理できるため、非常に高いセキュリティを担保することが可能です。

LMSでは、個人情報を扱う場合が多いため、セキュリティは厳重にする必要があります。オンプレミス型はこのセキュリティの面でも非常に大きなメリットがあります。

デメリット

オンプレミスは設備の導入や準備など初期のコストや手間がかかります。そのためサービスの運用をすぐ開始したい場合、計画的に導入の計画を進める必要があります。また、専用の設備が必要となるため物理的なスペースが必要となり、自社のスペースに余裕がない場合導入は難しくなります。

LMSのサービスでもオンプレミス型LMSになれば、コストが非常に高くなります。その分セキュリティは高くなりますが、その費用に見合っているのか、といったコストパフォーマンスを鑑みる必要があります。

クラウド型LMS

クラウドとは自社内に設備を必要とするのではなく、インターネット経由で接続しサービスを管理する形式です。現在このクラウドサービスは多くのサービスで使用され、オンプレミスからクラウド化へとサービスが移行されつつあります。

メリット

クラウドは専用のハードウェアを必要としないため、設備の初期コストや手間を必要としません。そのため、サービスを開始したいタイミングですぐに利用を開始できます。また、専用のスペースも必要としないため、自社のスペースに余裕がない場合でも利用できます。

LMSもクラウド型が一般的になりつつあります。セキュリティも高いサービスもあり、個人情報の面でも安心してご利用いただけます。また、LMSもソフトウェアですので、定期的にアップデートされていき、機能が増えていくといったメリットもあります。

デメリット

クラウドによるサービスは基本的に月額料金が設定されていますが、データ量などで料金が変動する場合があります。そのため、場合によっては月額のコストが想定している以上に高くなることがあります。

また、クラウドはあくまでサーバーの管理は業者に委託するため、エラー原因の早期解明や機能の追加などサーバーのシステムに関する問題に柔軟に対応してもらえない場合があります。そのため、LMSをクラウドで使用する場合には信頼のある業者をしっかりと吟味する必要があります。

LMS導入方法

ここでは実際にLMSを導入する方法について紹介していきます。

運用の環境整備

まず、LMS導入にあたり運用する環境を整える必要があります。LMSは個人の学習環境を一括で管理できる便利なシステムですが、研修のコンテンツ作成や受講者の進捗状況の確認など手動で管理を行わなければならない部分もあります。導入後に人員のマネジメントや、社内システムの調整などを行うと、サービスがスムーズに開始できず無駄な費用がかかってしまいます。そうならないためにもLMSを導入を決めた際には、まず導入先の環境整備を行いましょう。

使用するサーバーの選択

前述した通り、LMSにはオンプレミス型とクラウド型、2つの種類があります。 それぞれ、オンプレミス型は自社サーバー内にLMSを導入する、クラウド型は他企業が提供するプラットフォームのLMSを使用できます。

オンプレミス型は社内ネットワークで使用できたり、保有する他のオンプレミス型システムと連携が可能、など企業独自にオリジナルの学習環境を提案することができます。一方、運用コストが高い、環境設備に時間がかかるなど、コストと時間がかかります。そういった面でクラウド型は運用コストもオンプレミスより安く、面倒な環境整備もいらないので、「とりあえずLMSを導入してみたい」という方にはクラウド型をお勧めします。

おすすめLMS3選

月額料金 初期費用 特徴
楽々てすと君 75,000円〜 0円 ・多言語に対応
・短期契約での利用が可能
iLMS 60,000円〜 2,000,000円〜 ・職能団体に特化
・サポートが手厚い
Cloud Campus ・70,000円
(Entryプラン)

・200,000円
(Standardプラン)

・360,000円
(Proプラン)
・100,000円
(Entryプラン)

・200,000円
(Standardプラン)

・500,000円
(Proプラン)
・コンテンツ制作に強み
・固定料金

楽々てすと君

楽々テスト君はTIS株式会社が提供するLMSです。楽々てすと君は教育・テスト・アンケートが一体となったeラーニングで、初期費用0円で使用できます。

また、操作法方法も簡単でIT知識に疎い方でも安心して利用できます。楽々テスト君はeラーニングによる学習サポートだけでなく、企業の研修にも使用できるため、様々な用途で使用できます。1ヶ月無料トライアルも実施しているのでお試しで使ってみるのも良いでしょう。

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楽々てすと君

楽々てすと君の料金プラン

月額料金 初期費用 特徴
楽々てすと君 75,000円〜 0円 ・多言語に対応
・短期契約での利用が可能

iLMS

iLMSは企業や官公庁などのシステム運用を20年行っているITRA株式会社が提供しているLMSです。iLMSは看護協会など職能団体に特化したLMSで、オンデマンド動画研修やライブ動画研修、オンライン決済など機能面が充実しています。

また、既に研修管理システムを保有している場合、既存のシステムに必要な機能だけを追加して導入もできます。導入開始後のサポートも手厚いので、安心したサービス環境を求めている方におすすめです。

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iLMS

iLMSの料金プラン

月額料金 初期費用 特徴
iLMS 60,000円 2,000,000円 ・職能団体に特化
・サポートが手厚い

Cloud Campus

Cloud Campusは株式会社サイバー大学が提供しているLMSです。Cloud Campusは定額制の企業研修向けeラーニングで、コンテンツ作成に強みを持っており、自社内で使用するコンテンツの作成から、コンテンツの販売も行うことができます。また、管理上重要である受講者の本人確認を最新の顔認証システムで行うことができます。社員研修を充実したコンテンツで作成したい方におすすめです。
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Cloud Campus

Cloud Campusの料金プラン

月額料金 初期費用 特徴
Cloud Campus ・70,000円
(Entryプラン)

・200,000円
(Standardプラン)

・360,000円
(Proプラン)
・100,000円
(Entryプラン)

・200,000円
(Standardプラン)

・500,000円
(Proプラン)
・コンテンツ制作に強み
・固定料金

まとめ

LMSはeラーニングやオンライン研修など、世の中のIT化が進む中で必須となる学習管理新ステムです。今後、学習や研修をオンラインで行いたいと考えている方はこの機会に一度検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

itra
ITRA株式会社

官公庁や大手企業を中心とした大規模なWebサイトを総合的にプロデュースするWeb制作会社。デザインからシステム、サーバーまでWebサイトに関わるお客様の悩みを解決します。