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無料?有料?CMS導入の費用に関する疑問を徹底解説!

自社でCMSの導入を検討しているけれど、具体的にどのくらいの費用がかかるのか知りたいという人もいるのではないでしょうか。新しいシステムを導入するにあたり、使い勝手や見込まれる効果についてはもちろん重要ですが、費用に関しても決して無視はできません。この記事では、CMS導入にかかる費用について具体的に紹介します。

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目次

CMSって何のこと?

CMSとはコンテンツ・マネジメント・システムの略で、Webサイトの運営や構築、更新などを簡単に行うことができるシステムです。初心者でも簡単にWebサイトを制作することができるので、Webサイト構築にかかる費用や労力を抑えることができます。

無料のCMS、有料のCMSの特徴や違いとは

CMSは無料のものから有料のものまでさまざまです。無料のCMSと有料のCMSの特徴や違いについて知っておけば、導入するCMSの比較検討に役立ちます。

無料(オープンソース型)CMSの特徴とは

オープンソースとは、ソースコードを公開しているソフトウェアのことです。ソースコードが一般に公開されているので、誰でも自由に利用・改良して再配布することも可能です。利用する際のライセンス費用もかかりません。無料で利用できるため利用者が多く、インターネット上に多くの情報があります。導入から活用まで幅広いノウハウがあり、テンプレートやプラグインも多く配布されています。Webサイトに関する知識が少しある人であれば、自由度も高く使いこなすことが可能でしょう。バージョンアップのサイクルも早いので、最新機能を容易に取り入れることもできます。

中小規模サイト向けの性能

オープンソース型のCMSを利用するには、中小規模サイトであることが多いです。大規模サイトで無料のCMSを採用した場合、表示速度が遅い、大量のアクセスに耐えられないなどの問題が発生する可能性があります。そのような問題が起きると、サーバーを増強したり別のCMSに乗り換えたりする必要があるので、余計に費用がかかってしまうことが予想されます。CMSを導入する際は、サイト規模や見込まれるアクセス数などを考慮して製品を選ぶようにしましょう。

導入・構築に時間がかかる

オープンソース型のCMSは誰でも自由に改良・配布できるため、特定のベンダーが存在しない場合もあります。ベンダーのサポートが受けられない場合、サイトの構築や管理を自社で行う必要があります。もし自社で対応することが難しい場合は、外部の専門家に委託しなければなりません。サーバやドメインも自社で用意し、インストール作業も必要です。

不安定なセキュリティ

オープンソース型のCMSは第三者がその安全性を保証しているわけではないことにも注意が必要です。セキュリティ対策も必須ですが、それも自社で行わなければなりません。また、海外のユーザーが提供しているオープンソース型のCMSは、日本語のドキュメントが用意されていない場合も多くあります。

有料のCMSの特徴

企業が独自開発したCMSは、有料のものが多いです。利用するための費用は必要になりますが、開発会社がセキュリティ対策やサポートをしてくれることが、オープンソース型との大きな違いです。法人サイトではトラブルが起きるとお客さんに迷惑をかけることになりますが、セキュリティ対策やサポートがしっかりしているCMSなら安心して使うことができます。独自開発系のCMSは、クラウド型とオンプレミス型に分類されます。

クラウド型のメリット

クラウド型CMSは、サービス提供企業がサーバを管理しており、利用者はインターネットを介してコンテンツにアクセスするようになっています。利用者側でサーバを用意したりCMSをインストールしたりする必要はなく、インターネット環境とブラウザさえあればすぐに利用開始できるのが特徴です。

クラウド型のCMSは、導入コストやランニングコストを抑えられることがメリットです。すでに提供されているサービスを利用するかたちなので、導入にかかる時間が短いこともメリットになります。また、課金によって機能やストレージを拡張することができます。そして、オンライン環境さえあればどこでも利用することが可能です。

クラウド型のデメリット

クラウド型のデメリットはセキュリティに不安があることがあげられます。インターネット環境があればどこからでも利用できるということは、不正アクセスなどの脅威にも晒されているということです。もちろんセキュリティ対策は提供企業側でしっかり行われていますが、やはり自社の専用ネットワークの中で構築されたシステムと比べると、セキュリティに関する不安はゼロではありません。

また、システム環境をベンダーに依存してしまうこと、それによってカスタマイズ性も低くなることもデメリットです。オンライン環境がないと利用できないという点も、状況によっては不便に感じることもあるでしょう。

オンプレミス型のメリット

オンプレミス型とは、導入会社の社内にCMSサーバを用意し、自社内でサーバを管理する形式のことです。自社内設備で情報を管理するため、外部に情報が漏洩するリスクを少なくすることができます。自社の要望に合わせてカスタマイズすることも可能なので、既存システムと連携・統合したい場合も自由度の高い開発ができるというメリットがあります。オンプレミス型グループウェアの保守運用コストは以前よりも下がっているので、費用に関しても大きな心配はありません。

オンプレミス型のデメリット

オンプレミス型のデメリットは導入の際に費用が多くかかることです。サーバ購入、ソフトウェア・ライセンス購入といった初期費用や、サーバ管理やメンテナンス費用はクラウド型よりたくさんかかります。また、インフラ調達には時間がかかることもあるため、開発期間が必要なこともあり導入に時間がかかることもデメリットといえます。

無料CMSと有料CMSの選択の仕方

有料、無料に関わらずCMS導入によるメリットには、次のようなポイントがあります。まず、Webサイトの構築・運営にかかるコストを抑えることができるという点です。Webの専門知識がない人でも簡単にWebサイトを作成することが可能で、作成後のメンテナンスも自社で行えます。外部に委託するよりスピード感のある作業が可能なため、サイトの更新頻度も高められます。またSEOに強いため、検索エンジンの上位表示に優位なサイトが制作できることもメリットです。

無料のCMSでもある程度の機能が備わっているので、必要最低限の機能だけ求めている場合は無料のCMSで問題ありません。ただ、柔軟なデザインの変更やシステムの導入には不向きといったデメリットがあります。無料CMSの中にはWordPressのような多くのプラグインによるカスタマイズが可能なCMSもありますが、セキュリティの脆弱性が指摘されており、サイバー攻撃対策のために結局多くの費用をかける必要が出てきます。

また、CMSはもちろん高額になればなるほど多機能・高機能になっていきますが、そうなってくるとサーバーやWYSIWYGなどCMSやWebに関する知識も徐々に必要になっていきます。機能が多くても使いこなすことができなければコストとなってしまうので、「高ければいいCMS」と無闇に考えるのではなく、身の丈にあったCMSを選定することをおすすめします。

CMSを導入する際の費用

具体的なCMS導入にかかる費用について見てみましょう。今回はWordPress、NOREN、Weebly、MovableType、ALAYAについて紹介します。

コスト

WordPressを導入した場合

WordPressとは、オープンソース型のCMSで、世界中に多数のユーザーがいることが特徴です。ライセンス費用は無料なので、導入コストを低く抑えられることがメリットです。また、ユーザーが多いので無料のテーマやプラグインも多く提供されています。一方デメリットは、第三者から悪意のある攻撃を受ける可能性があることです。世界中にユーザーが多いということは、それだけ標的にされやすいということです。

また、多くのテーマやプラグインが提供されていることはメリットですが、公式のチェックを受けていないものを使用すると、Webサイトに不具合が生じることがあります。テーマやプラグインを使用する際には、公式のチェックを受けたものを使用するように注意が必要です。

NORENを導入した場合

NORENはパッケージ型CMSで、ベンダーが開発したCMSライセンスを購入しインストールして利用します。低予算・少人数でスタートする場合には、予算はプロジェクトの総予算で1000万円からになります。サイト規模が1000〜3000ページになる場合は、2000万円からになります。デジタルマーケティングの基盤を構築したい場合の費用は300万からです。

NORENを利用するメリットは、専任のサポートを受けられることです。もし不具合が生じてもベンダーに対応を任せられるため、安心してWebサイトを運営できます。自社のサーバにインストールして利用するため、万が一NORENサイトがサーバダウンしても自社のWebサイトに影響がないこともメリットです。一方デメリットは、オンプレミス型のCMSのデメリットとして先述した、初期費用や導入期間の問題が当てはまります。

Weeblyを導入した場合

Weeblyはクラウド型のCMSで、インターネット経由で利用するCMSです。ベーシックな機能だけの利用であれば、月額利用料は無料です。ドメインを接続した場合は、年間金額を月額に換算すると約546円で利用できます。グループや組織で利用する場合は月額約1310円、中小企業などがビジネス利用する場合は月額約2730円で利用できるようになっています。

Weeblyを利用するメリットは、クラウド型なので導入に時間と手間がかからないことと、月額利用料が安く無料プランも利用できる点です。一方デメリットは、Weeblyは海外のサービスのため日本語でサポートを受けることができない点などが挙げられます。

Jimdoを導入した場合

Jimdoは、Weeblyと同じくクラウド型のCMSです。サイト構築の方法としてAIがWebサイトをカスタマイズしてくれるプランと、自分でWebサイトを構築するプランに分かれているのが特徴です。AIを利用する場合は月額990円から、自分でWebサイトを構築する場合は月額945円から費用がかかります。全ての有料プランにサーバ費用・優先サポート・セットアップ・常時SSL対応などが含まれているため、月額利用料だけで必要な機能やサポートを受けられるという点がメリットです。

MovableType(PowerCMS)を導入した場合

MovableTypeはブログ形式のWebサイトを作ることができるCMSです。ブログ形式のため、文字や写真を載せるだけなら簡単にできるようになっています。有料になりますが、メーカーによるサポートがあるという点もメリットです。一方デメリットは、導入の手順が複雑な点があげられます。検索で上位に出るようにするにも、専門的な知識が必要になります。

ALAYAを導入した場合

ALAYAは、IPAや大学などさまざまな企業・機関で採用されているCMSです。第三者機関による定期的なセキュリティ診断を行なっているため、信頼度が高いことが特徴です。管理用のURLが推測できない仕組みを採用しており、外部からの攻撃を受けにくい状態になっています。セキュリティ対策以外の性能も充実しており、充実したワークフロー機能やアクセシビリティチェック機能も備わっています。日本企業が提供しているサービスなので、日本語で手厚いサポートが受けられることもメリットです。

まとめ

CMSは便利ですが、選ぶ製品によって求められる知識や経験はさまざまです。専門知識が全くなくても利用できるものもあれば、導入や構築に多少の知識や技術が必要になるものもあります。また、初期費用や月額利用料についてもしっかり比較が必要です。導入・構築を担当する人のレベルを把握したうえで、費用を比較してCMS導入を検討するようにしましょう。

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この記事の著者

itra
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